平成28年度 ひょうご海の子作文

平成28年度「ひょうご海の子作品展」作文受賞作品

兵庫県知事賞

「大好きな海」
淡路市立学習小学校 5年 武田 紅葉

 わたしは、淡路島の海が大好きです。淡路島の海は太陽が当たると、海がきらきらかがやいて見えます。夕方には海に夕日がうつり、とてもとてもきれいです。わたしは淡路島の海でとれる魚も大好きです。だから、淡路島のきれいな海を守りたいです。
 わたしのおじいちゃんとおばあちゃんは、水産加工の仕事をしていて、主にちりめんといかなごを加工しています。わたしは、かまあげちりめんといかなごのくぎにが大好きです。かまあげちりめんは、ポンずをかけて食べるとごはんによく合ってとっても美味しいです。くぎにはてりがあり、かめばかむほど魚の味がします。でも、最近は年々魚がへってきているそうです。それは、海がよごれてきているからかもしれません。
 六月ごろ、海がこれ以上よごれないように、漁師さんと一緒にEM団子を作りました。EM団子とは、水辺の生き物の命を守りながら、海や河川、池などの水質をきれいにするび生物が入っている球のことです。わたしの作ったEM団子で、海を少しでもきれいにできたらいいなと思いました。
 漁師さんには栽培漁業と養殖業のちがいについて教えてもらいました。栽倍漁業とは、卵からち魚になるまでの一番弱い期間を人間が手をかして守り育て、無事てきから身を守ることができるようになったら海に放流し、自然の海で成長したものをぎょかくすることです。養殖業とは、出荷サイズになるまでを水そうやいけすで育てます。つまり、魚の子どものころから大人になるまで、人の管理下で育てることです。栽培漁業と養殖業の一番大きなちがいは、栽培漁業は海に魚を放流しますが、養殖業は海に魚を放流しないことです。わたしは、漁師さんは海の魚をとるだけだと思っていたので、いろいろな工夫をしていて感動しました。最後に船にも乗せてもらいました。美しい海で、ほほにあたる風が涼しくて気持ち良かったです。また、底引きあみにかかった魚も見せてもらいました。ハモがとてもたくさんかかっていました。漁師さんが「ハモにかまれたらいたいよ。」と言ってハモのするどい歯を見せてくれました。かまれたら本当にいたいそうでこわかったです。でも、漁師さんががんばっているからこそ、わたしたちはおいしい魚を食べられるんだなあと思いました。
 わたしは、これからも淡路島の海がずっとずっときれいでいてほしいです。そして、いつまでもきれいな海でとれた新せんな魚を食べたいです。そのためにわたしができることは、少ししかないかもしれません。でも、海岸にごみを捨てないことなど、できることから少しずつ心がけていきたいです。


兵庫県教育長賞

「魚よ もどれ」
淡路市立石屋小学校 4年 森 優希

 ぼくは淡路島の岩屋という町に住んでいます。ぼくが住んでいる町は漁業がさかんな町です。ぼくの家は漁しではないけれど、お父さんやおじいちゃんが漁しの友達もたくさんいます。ぼくのおじいちゃんやおばあちゃんの知り合いにもたくさん漁しがいて、魚やいかなご、ちりめんをもらったりします。ぼくはいかなごやちりめんが大好きです。ご飯を何ばいもおかわりします。でも、今年はいかなごが不漁であまりとれなかったと聞きました。
 ぼくは何で今年はいかなごが少なかったのかとても気になりました。それでおじいちゃんにきいてみました。何でおじいちゃんに聞いたかと言うとおじいちゃんはEMきんを使って、EM団子を作って海をきれいにする仕事をしているからです。おじいちゃんに聞けば何か理由がわかるかもと思ったからです。
おじいちゃんの話では、地球の温度が高くなる事で海水の温度も上がって魚が住めなくなって少なくなってきていて、特に沖縄では水の温度が高くなってさんごしょうが死んでしまって白くなる「白化」と言う現しょうがおきているみたいです。淡路島周辺でもふだん南の方に住んでいる魚(サメなど)が見られるようになってきているみたいです。ぼくはおじいちゃんに聞くまでぜんぜん知りませんでした。地球の温度が高くなる事が海に関係があるなんて思ってもいませんでした。ぼくはサメがこわいし、大すきな魚がいなくなるのがいやなので、地球の温度が高くなるのを防ぐにはどうしたらいいのかおじいちゃんに聞きました。なぜ温度が高くなるのかと言うと、人間が出すはい気ガスや電気の使いすぎ、たくさんのゴミをだすことで、ゴミをもやしたけむりなどがかんきょうをわるくしているみたいです。
 ほかにも色々な原いんがあるみたいだけど、ぼくたち人間が気をつければ防げる事があると思いました。海は川の水が流れてきます。川には山からの水が流れてきます。山をきれいにする事が海をきれいにすることの第一歩だと思います。山や川、海にゴミをすてない、自然をよごさないようにみんなが気をつけて生活したらよいと思います。
ぼくはおじいちゃんとたくさん話をして、自然について学びました。知らないことばっかりだったけど、自然を守る大切さがよく分かりました。ぼくはむだな電気を使わない、ゴミをたくさん捨てない、ムダな水を使わないようにいしきして生活してみようと思っています。みんなが少しでも気をつけたらぼくの大好きなきれいな海や魚がいっぱいかえってくると思います。ぼくがんばるから魚よもどれ。


【審査員講評】
「わたしは、淡路島の海が大好きです。」この書き出しから、読者はぐっと引き付けられます。きらきらと輝く海。豊富な魚たち。いかなごのかまあげちりめんやくぎ煮。底引きあみにかかる、たくさんのハモ。豊かな海の姿が、目の前に浮かびます。
でも、こんな海が自然に出来上がったものではないことに、武田さんは気が付きました。漁師さんが、海の水をきれいにしたり、魚を増やしたりするために、いろいろな工夫をしていることに気付いた武田さんは、これからの自分の行動に目を向け、決意します。
作文を書くことで、自然を見つめ、人を見つめ、そして自分の心を見つめます。これからも、真っ直ぐな心で世界を見つめ、豊かに成長してほしいと願っています。

森優希さんの「魚よ もどれ」は、豊かな海に囲まれた淡路島に住み、漁業に対する関心と理解が非常に深い作品となっています。
祖父からの聞き取り学習により、漁師の仕事の大切さや自然環境を守るという意志が芽生えてくる姿が描かれています。地球の温度が上がることが、海の温度を上げることを知り、そして、地球の温度をあげないためにはどうしたらよいかと考えます。自然を守るためには、資源を大切にする、ゴミを出さないことで環境を守るという強い思いに至ります。
森さんのように、「海を大切にしよう」という気持ちを持つ小中学生は多くいると思います。今後も、この作品展を通じて、海を見つめ、海への理解を深める啓発稼動となるように、多数の作品が寄せられますことを願います。

平成28年度「ひょうご海の子作品展」作文受賞者一覧表

賞 名 学校名 学年 氏 名 題 名
兵庫県知事賞 淡路市立学習小学校 5 武田 紅葉 大好きな海
兵庫県教育長賞 淡路市立石屋小学校 4 森 優希 魚よ もどれ
JF兵庫漁連会長賞 淡路市立学習小学校 5 安東 優貴子
姫路市立家島中学校 2 菅原 未久 家島の海でとれるおいしい魚
JF兵庫女性連会長賞 淡路市立学習小学校 6 中田 脩生 日本の海を守れ
洲本市立由良中学校 3 中山 亜依 限りない資源
JF兵庫信漁連会長賞 淡路市立学習小学校 6 松本 光生 美味しい魚を食べ続けるために取り組めること
姫路市立家島中学校 1 坂口 紗莉奈 わたしのすきなうみ
農林中央金庫
大阪支店長賞
淡路市立学習小学校 5 的崎 文香 私の好きな淡路島の海
淡路市立志筑小学校 1 八木 裕真 漁師のおじいちゃん
佳作 淡路市立石屋小学校 6 新居 春奈 地球温暖化とイカナゴについて
淡路市立学習小学校 5 阪口 日陽梨 海の大切さ
淡路市立学習小学校 5 広岡 優希 漁業や海
淡路市立学習小学校 5 森本 明華 海の大切さ
淡路市立学習小学校 5 古林 泰次郎 EM団子作りを体験して
淡路市立学習小学校 5 松下 樺音 EMだんごを作って
淡路市立学習小学校 5 藤井 陽斗 ぼくの町の海
淡路市立学習小学校 5 南山 敬 海は生き物がいっぱい
淡路市立学習小学校 5 都志 彩名 海は楽しい所でもありきけんな所
淡路市立学習小学校 5 柳川 亜胡 港に行って
淡路市立学習小学校 5 森 柚羽 新しい命を守る
淡路市立学習小学校 5 山口 楓奈 未来の海
淡路市立学習小学校 5 静 美来 いろいろな体験と知ったこと
淡路市立学習小学校 5 戎 麗 海への思い
淡路市立学習小学校 6 矢野 ことね 私の海
淡路市立学習小学校 6 南山 若菜 人の心と海
淡路市立学習小学校 6 土井 結月 海の安全を守る
淡路市立学習小学校 6 東根 璃苑 私の住んでいる小さな海から守りたい世界の海洋へ
淡路市立学習小学校 6 内形 樹真流
洲本市立由良小学校 6 萩原 ひなた 海の未来

学校賞 淡路市立学習小学校


以上の作品が受賞しました。
県内の小中学生より87点のご応募をいただきました。
ありがとうございました。

【絵画部門へ】